「彼女」の見るHORIZON

(ネタ記事です。)

 

 

 

HORIZON ─水平線─ までの距離は、人によって違う。

理由は「地球が丸いから」である。

 

下の図を見て欲しい。

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青い半円は地球を、その頂上に立つ黄色の線分は人間を表す。

 

水平線とは「人間が遠くを見渡した時、海と空を隔てる線」であるから、線分の端点を通る円への接線に対応する。

人間の目線の高さをh、地球の半径をr_Eとおけば、水平線までの距離d_H三平方の定理より

d_H = \sqrt{(r_E+h)^ 2-r_E^ 2}= \sqrt{2r_Eh+h^ 2}

 と表される。

この表式からもわかるように、目線の高さh が高いほど、水平線の距離d_Hは大きくなる。 

 


 

一番背の小さな彼女が見渡す世界は、水平線は、どんなものなのか。

 

 

 

 

目線の高さは身長のおおよそ0.9倍( http://sumai-sekkei.com/news/bodysaize-h.html より)なので、 h=1.52\times 0.9\;m と、 r_E = 6,371\; km を代入すると

 

d_H\simeq 4.40\;km

 

が得られる。たったの、4.4 km である。

 

 

 

 

 

 

 「水平線とは、案外近いものなのである!」

 

 

 

 

 

 

 

彼女は、彼女達は、その小さな水平線を越え、これからもっともっと

 

広い世界へ

 

羽ばたいていくんだろうな。 

 

 

 お時間があればこちらも御覧ください。

組み合わせると、「あの水平線」とは「未来に最も近いところにあり、手に届かない輝きを持った現在」とでも呼べましょうか。 一言で言い換えるならば「憧れ」でいいと思います。

「Marine Border Parasol」の歌詞を考察する。 - えくせんこりしてぃ